気がつけばもう春の終わり。
PCにもMacにも新しい外部モニターをつなぎ、広い画面で快適作業。はいいんすけど、IFWもSynth1(だっけ?)もMainstageにもGragebandにも認識されなくなり。まLyrihron-2とEVI-NERがあれば(チューニングできないけど)ぼっち練習には困らないから……。
MacBookAirを買ってから半年以上過ぎたのかな。
一応楽器として買ったわけだしそれなりに使ってはいるものの、Windowsと使い勝手が同じというわけにもいかず、なんやかんやと調べながら日々過ごしていなかで気がついたことがあり、なんだろう、ちょっと驚きました。
それは、Macのノウハウに関するページをなにひとつブックマークしていないこと。
Windowsを使っているときは、WindowsOSがどのように動いているか(は大袈裟だな)どのようなアプリがあるかどんなノウハウがあるのか、いろんなページをブックマークして確認したりしていますが、これが不思議なことにMacOSについては検索して閲覧して、それでおしまい。いくら用途を限定しているといってももうすこしOSに興味を持ってもいいじゃない?(笑)
ネット上ではわりかし「これ便利サイコー」みたいな感じで言及されることが多いMacのキーボード手前のあれ、ふーん、なんて斜に構えていたわけです。だって初めて買った某社のタッチパッド搭載ノートパソコンがもうそれはそれは使いにくくて、手のひらが触れた瞬間にキャレットがどこかに吹っ飛んでくし、そのくせピンチインピンチアウトがカクカクして思うようにならないし、指を動かしてもそもそも反応しなかったりで、ストレス充填100%だったんすよ。だから設定で機能をOFFにしたった(鼻息)。
それ以来ずっとその手のものは「まずOFFにする」習慣が身についた、と。
そして10数年後、わが家にMacBookAirが(楽器として)やってきました。触れたことのない文化。新鮮な操作感。自然と鞄に入れて持ち歩くことも増えてきて、そこで発生するのがみなさん経験があるであろうアレ。
「マウス忘れた」
あわてて百均やコンビニに駆け込むもマウスは置いてない。置いてあるところもあるって言うじゃんと憤慨しつつ、動物占いでチータのわたくし、すぐにあきらめるわけです。あきらめるのに何の躊躇もない。日々ありとあらゆることをあきらめて過ごす、いわばあきらめのプロ。職人と言ってもいいかもしれない。なにをどうやってあきらめるか、ほかにあきらめる余地は残ってないか、みつめるわたくしの目は厳しく光ります。
で、しゃーなしの心境で喫茶店などに入りMBAを「こそこそ」と広げ……いやだって過去の言動を考えると偉そうに人前でMBAを使うなんて許されないもん。愛機を自慢してくるくるマカーがいれば「お、喧嘩売るのか」ぐらいの勢いでしたから。
しかしながら、ハードもソフトも他のOSに劣るところなんてなかったMac。わたしが悪かった。見識不足でした。いいマシンです。
リンゴマークが見えないようにケースに入れ、うっすら透けたマークの上にステッカーを貼ってますけどね。
で、で、10数年も前の記憶でもって左クリックは左手前の隅をかちりと押し込み、右のダブルクリックは右手前の隅をがちがちと連打し、カーソル移動するときは目的の場所に移動してタッチパッドをぽんぽんと2度打ちするなどして作業を始めたんだけどなんか違和感がある。あれ、これ使いやすくなくない? おっかしいぞ? なんでだ?
そこで横浜の天才児と呼ばれたことのないわたくしは数日後ハタときがついた。
これ、クリックじゃなくてタップでいいのね?
あー。無駄な時間こそが人生なんだなぁ。
この歳になってついにというかなんというか、MacBookAirを買っちゃいました。
初めてPCに触れてからずっと「Apple社製品は高価」「マウスのボタンが一つしかない」などのネガティブ情報に踊らされていたわたくし。知ったかぶりをして同様のことを周囲のひとに話したりもしました。いやー、よくないね。
実際に使ってみると、Windowsにないキーがあったり、DELキーやHOMEキーがなかったり、はじめは戸惑うことがあったものの、ショートカットキーを多用しなければ(笑)なんということもなく、SurfaceProを使っているのとあまり変わることもなく毎日過ごせています。
で、なんでMBAを? っちゅう話。
なんだかんだでやはり音楽をやるにあたって「Macなら」「Macだったら」という話がごろありまして。しまいには「Windowsには対応しません」なんてものが出てくる。
プロミュージシャンは口を揃えて「いまはMacもWindowsも変わらないです」と仰いますが、あなたがたが実際に使っているのはMacですよねと突っ込みたくなる次第でありまして。
じゃあMac買えばいいんでしょと思うのが人情。
そのくらいの稼ぎがあってよかった。
いつまで働けばいいんだろう。
びっくりなのはこの歳になって新しい楽器を買ってしまったこと。年齢は関係ないのはわかっているわかっちゃいるんだけどまさか20万超えの楽器を買うとは思わないじゃん現役でもないのに。
ということでNuRAD買いました。これについては内容の薄いブログを別に書いているので興味のあるかたは、っていないか(笑)。
あと、ほら、家に帰ると生ハムがある、みたいなミームがあるじゃないですか。あれ、いままで「まぁそうだろうけど、そこまでのもんかね?」と思ってました。いやー若かったね。いまはわかるようになりました。いまのわたくしにはNuRADがある。会社でなにがあっても家に帰ればNuRADがあるんだもん。そりゃ心に余裕ができるってもんです。はい。
あっという間だ。せっかくここに吐き出す場所があるのにそれすら思い出せないまま時間が過ぎて行った。
甥っ子が高校進学で。
そんなタイミングで疫病流行で。
4月から学校が始まっておらず。
なんかZoomで授業やるよ的なお知らせがきたとのことで、Zoomってどうすればいいのかわからんから教えてくれみたいなヘルプがあり、いつものごとくのらりくらりと話していたところ判明したのが「持っているノートパソコンが古くて放置状態」「かといって新しいものを買うほど裕福ではない」「そもそも甥っ子のスマホデビューで家計は火の車」などの生々しい訴えの数々。
結果、わたくしがSurfaceProを更新してお下がりを甥っ子に譲渡することに。
そしたら「学校からZoomはスマホでよいと連絡がきた」と。
いや、もうSurfacePro買っちゃったし(笑)。
ま、いいや。