一区切り

朝9時に病院から火葬場へ。
既に夕べのうちに警察で解剖を終え病院に戻ってきていたらしい。綺麗にしてもらっていた。
疲れていた顔をしているものの、まさに眠っている感じ。突然ギロリと目を開け「早くお風呂に入りなさい」とかいいそうでこわい。

しかしながら、記憶にある顔と違っているのも確か。
もっとふくよかで(太っていて)強いオーラを発していたはずなのだ。

業者からは「くれぐれも普段着で」と言われていたので、そのまま火葬場に。普段着で。

棺になにを入れるでもなく、あっさりとしたものだ。
1時間ほどで骨に。

一番小さいサイズの骨壺に入れられた母をしっかりと父が抱き、実家に戻る。

昼食を挟み、たっぷり3時間の親父トークショー
あの人はよく喋るね。人のことは言えないけど。

これから先にも細々とした課題は残されている。
しかし父にはいままでとは違った時間が残されているのだろう。
静かに見守りたい。