言葉は変わっていく

もう何十年も前の話で恐縮でございます。

 

あれはまだわたくしが紅顔の高校生だった頃、学園祭でとある企画がありまして。自分で曲を作って、自分で演奏して、そのステージの様子を投票で優劣つけようぜ、みたいな。ほいで、なんでかしらないけど、なにをかんがえたんだか、その企画に参加することになりましてね。

 

あれは学内がオフコース派とアリス派にわかれていた時代。みなさんはもれなくギターを抱えてひとりでステージに立ち、あるものは叫び、あるものはささやき、おのれが想いを言葉とメロディに託しておりました。

さてわたくしはといえば、ドラムの伊藤くんとピアノの森くんを従えてステージに上がりました。

ざわつく体育館。

わたくしの手にはアルトサキソフォン。自前の小型マイクロフォンをベルにとりつけ、ケーブルの先にはBOSSのフランジャーと借り物のペダルワウ。短いイントロと簡単なテーマのあとはわたくしがジョワジョワ&ワウワウいわせたインチキなアドリブ、テーマにもどって終わり、みたいな。

 

結果、なぜか特別賞的なものをいただき、ちっちゃいトロフィーだか楯だかを家に持ち帰りました。ありがとうございました。

 

で本題。

いまどきはこういうの、なんていうんでしょう。

当時こういうのは自作自演コンテストと呼んでましたけど、21世紀を迎えた現在ではマッチポンプコンテストみたいなニュアンスになってしまいますわな。

 

いや、マッチポンプじゃねえよ!

みんな青春だったんだよ!

 

なんてなことをJK組REALITYコラボのアーカイブを見ながらなんとなく思った次第でございます。